新年、みなさんはどのように幕を開けたのだろうか?
私は毎年必ず家族と過ごす。
ほとんど実家に帰ることができない私にとって、お正月だけは帰らなければ、と毎年決めている。
我が家ではお祝い膳を家族で囲み新年を迎えるが・・・
まず、お福茶というコンブの結んだものと小梅を入れたお茶を1杯飲む。
家紋の入ったいくつか重なった塗り器の蓋をお皿代わりにして、おせち料理をいただく。
そして雑煮は、祖母が住んでいたころには3種類用意される。
①京都風-白味噌、丸もち=祖母、父
②博多風-おすまし、丸もち、ブリ=母、私
③東京風-おすまし、角もち、鶏肉=弟
いや~、母は大変だったろうと思う。
なんでも端折って簡単にするもが近年の流行。
昔ながらの行事を忠実にやるのは本当に面倒くさい。
でも、この面倒なことをやらなくなるから、どんどん文化は廃れていくのかもしれない。
・・・なんて一番家族の中で面倒くさがりの私は、いつも母に戒められている。
今年はこの「一手間」を惜しまずにやっていこう・・・かな。