昨日、電車で中学生くらいの女の子2人がテストの話をしていた。
そうそう、この時期は学年末テストの前に学力テストも行われたりする時期。
大学模試かもしれない。
「問い10のあの腰かがめて何か配ってた人、あれってルターだよね?」
「うそ、マジ~?頭いいやん。うちなんも書かんかった~」
2人がやっていたテスト後の答え合わせは昔と何も変わらない。
今日からセンター試験が始まった。
自分の大学受験の年を思い出す・・・といっても、私は私大のみの受験だったのでセンター試験は受けなかったが・・・
自分の人生の初めての選択、それが大学受験だった気がする。
行きたい大学があり、その大学以外は受けなかった。
担任の先生も私の意志が強かったせいか、すべり止めを受けろ、と言われたことは一度もなかった。
受験生のころは本当に早くこの1年が終わらないか、と思い続けていたが、終わってみるとあの1年は切なく懐かしい。
私は他の受験生のようにがむしゃらに勉強をしていたわけではなかった。
進学塾に行ってなかった為、ラジオ講座を毎朝聞いていたが、それも居眠りばかり。
朝、起きることは起きるのだが、そのまま机に突っ伏して寝ていることもしばしば。
やっていたことといえば・・・
高校時代進学の選抜クラスに入っていた。
そのため補習が朝、そして放課後、毎日行われた。
科目によっては授業が進むこともあった。
またもう一つかならずやっていたこと。
それは好きな先生を決めて、自分で課した課題を毎日その先生の元に持っていくこと。
例えば現国なら天声人語。
英語なら構文の問題集。
その先生に特別採点してもらうとかではない。
ただ「毎日提出させてください。」とお願いした。
快く引き受けてくれた各教科の先生方は、一言添えて毎日の提出を返してくれた。
そのときの気持ちは、こちらからお願いしたことを途中でやめるのはみっともなさすぎる、という気持ちからだったかもしれないし、好きな先生の元に毎朝提出しに行くのが楽しかったからかもしれない。
なんでもいい、何か一つ自分自身と約束をすること。
そして私のように意志が弱いなと自分で自覚するなら、誰かにそれを支えてもらうこと。
でも告白しよう。
登校時、眠気に勝てず江戸川を越えて東京まで電車の中で寝入っていたこともある・・・。
そんなときは、もう目を開けることも出来ず、終点まで眠りそのまま県内の高校まで引き返した。
ロス時間2時間・・・。
普通の受験生ならもったいない!と勉強でもしていただろう。
あまり神経質にならず、あまり周りの「こうあるべき」というマニュアルに従わず、のびのびと受験生であることを謳歌する。
それが実は受験を乗り切る秘訣なのかもしれない。