ある朝、壁に見たこともない不思議な形の虫を発見!
薄いピンク色で、丸く足が異様に細く、壁にへばりついていた。
そしてたまに、のそのそと壁を這う。
あまり恐怖を感じない大きさだったので、私はずっと観察をしていた。
・・・この虫・・・どこかで見たことあるけど・・・???
私は飛ばない虫や動きが早くない虫にはかなり寛大である。
そのわけ?
1歩動けば距離がすぐ出来るから・・・。
飛んだり動きが早いと、いつ攻撃されるか分からず、例え小さな虫でも叫んでしまう。
十分その虫の不思議さを観察した後、可哀想だけど・・・・ティッシュでつまんだ。
すると・・・
うわっ!
ティッシュが真っ赤に染まり始めた!
なんとその虫は私の血をたらふく吸った蚊だった・・・
どうりで綺麗なピンク色のはずだ。
どうりでお腹が丸かったはずだ。
どうりで飛べなかったはずだ。
信じられない量の血・・・・・。
それにしても・・・私の血で変形し、動けなくなった蚊。
こんなに吸われて何も気づかなかった私って・・・