瑠々ちゃん、月ちゃん、花ちゃん、凪紗ちゃん、明香里ちゃん、響子ちゃん、侑大くんetc・・・。
最近生まれた私の友達の子供たちには、本当に素敵な名前が多い。
みんな親の愛情と願いを一身に受けての誕生。
しかし、こんな友人もいた。
先日、S家に遊びにいったときのこと・・・。
生後1ヶ月の直和くんとご対面。
目が大きく、お父さんとお母さんによく似た愛嬌のある男の子。
ところで、直和くん、「ナオくん」と読む。
いい名前だと思いませんか?
私は彼女に「誰がつけたの?」と聞いた。
すると・・・
もめたらしい、名前のことで。
だんな様と彼女とで全く正反対の名前を提示してきた。
どちらも頑固者なので一歩も引かない。
ついに名前の提出日ギリギリになってしまった。
そこで、字画なども考えて、各自2つずつ最終候補にあげてきた。
彼女が言った、「これは0か100かだよ。両方のいいところの名前を合体させてなんてできないから。どっちかが引くしかないね。」
するとだんな様、「分かった、阿弥陀で決めよう」
子供の名前、阿弥陀で決めるとは・・・。
その結果、言い出しっぺのだんな様は負けて、彼女の出した名前、しかも彼女が一番付けたがっていた名前、「直和」に決定!
決まった瞬間、彼女は手放しで飛び上がって喜び、だんな様はがっくり落ち込んでしまったらしい。
正に今のワールドカップのゴール状態!
天国と地獄とはこのことだろうか。
今でもだんな様は直和くんのことを「チビちゃん」と呼んでいるらしい・・・。
せめてもの抵抗か?
それにしても、「直和くん」
すごく素敵な名前ですよ、Sさん!