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先日、「十二夜」の旅先でのいろいろな話し合いが持たれたとき、私は初舞台のことを思い出していた。

私は一番若手だったので、スタッフさんのお手伝いをすることになる。
もちろん、舞台中の道具の出し入れなども、分担するわけだが、私にとって分からない言葉がいっぱい!
「聖子、そこ行って来いな。」「あ、聖子それわらって」「そこは飼い殺し」
・・・・????
何語をしゃべっているか・・・?????
その世界の専門用語を知るということは一つ一つ成長してゆく証でもある。
そして、戸惑わず、何をやるか、ということも大切なこと。

私、ここで懺悔したい。
初舞台の終演後のバラシのときほんとに何をやったらいいのか分からなかった・・・。
しかもただ立ち尽くしていたら、それこそ足手まといだし、怒られてしまう。
そうだ!誰かスタッフさんが行ってた!「やることがないときは、とにかく走れ!」って・・・。

そこで私は、とにかく舞台の下手から上手に走り、そこでしゃがんで釘などを探し、また上手から下手へ全速疾走してしゃがむ。
この行為を繰り返した。
そう、ただ右から左、左から右へ走り続けているだけ。
そして「誰か手が空いてる人!」と呼ばれたら、嬉々として手伝いに行った・・・。

こんな使えない若手・・・スタッフさんたちもさぞ足手まといだったと思うが、いろんなことを教えてくれた初演のスタッフさんたちに本当に感謝している。
今は、私も少しは、何をすべきか分かってきたからね!
・・・・・多分。
今度旅公演で一緒になったら、成長振りを楽しみにしていて欲しい。

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