旅先でとんでもない買い物をしてしまう。
みなさんも覚えがないだろうか?
必要ないキーホルダーやペナントを買ってしまうのも同じ心境だと思う。
それが1ヶ月の長期間になると、帰ってくるころには笑える状況になっている。
私たち役者には私物を入れておくジュラケースがある。
そうすると舞台の道具と一緒に運んでくれる。
自分で持つべきものはその日に着替えるものや使うもののみになる・・・といっても結構な荷物になるのだが。
つまり大きなものを買っても、その私物ジュラに入れておけばそれほど邪魔にはならない。
だから逆に安心して買い物をしてしまう。
以前買ったものの中には、メルヘンチックな麦藁帽があった。
買った時はうれしくて、かぶっていたが、実際東京に帰ると、どこに行くときかぶればいいのか・・・しかもそんな帽子に合う服はない。
結局お蔵入り・・・・。
またある日入った陶磁器の個展で真っ白な花瓶が売っていた。
とても高額。
私は欲しくて欲しくてたまらなかったが、同期の女優に「後で後悔するから!」と手をつかまれ、買わせてもらえなかった。
今回最初の買い物は、和歌山で買った日傘。
日傘はすぐ壊れるので、いつもは安物しか使っていなかったけど、なんとなく8000円の日傘を買ってしまった。
これも、旅先だからこそ。
またすぐ壊して後悔するのかしら????
でも、ほんのひと時でも、旅先ならではの買い物は楽しい。
東京に帰り忘れたころに出てきて、思い出に浸ることもある。
さて、今日はだんじり祭りで有名な岸和田に来ている。
・・・・街中を散策していたら、また見つけてしまったぁ!
「エアークッション入り足袋」!!!!
ううう、買い物心を刺激する。
買うべきか買わざるべきか・・・・それが問題だわ。