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ドアを閉めて。明日へ進む。

「正太くんの青空」
全公演終了しました。


コロナ感染者が日々増えていく中、キャンセルも相次ぎましたが、同時にクチコミのおかげでご予約も増え楽日は満席の中、幕を閉じることができました。この時期に上演するという覚悟と責任を感じながらの毎日でしたが、全てが終わり今はホッとしています。

座組のみなさんはベテラン勢が多く、みなさんの芝居を受ける側の延子としては本当に信頼して舞台にいるだけで自然と集中できる恵まれた毎日でした。

目を挙げると二夫婦の目の怖いこと怖いこと!
思わぬところで目が合うと慌てて目を伏せる、そんな舞台上のやりとりでした。
こんなにニュートラルな気持ちで舞台上に出て行くことができる作品はそうそうなく、共演者の皆さんに感謝しています。

演出のいさをさんは、過去2回同じ女優さん、しかも私とは全く違うキャラクターの方が演じられたこの役を託してくれ、イメージを押し付けることなく人物の構築を任せてくれました。私が今までやったことのない役柄でしたが、新たな引き出しを導いてくれた演出でした。

その上舞台監督、音響、照明、受付、などのスタッフさん、稽古場から裏のお手伝いをしてくれた皆さんが毎日支えてくださってくれたから安心して舞台に立てていました。ありがとうございました。

そして、

何よりこの状況下、劇場に足を運んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。

新井延子さん、

教室を出る間際、顔を上げて見た光景はきっと忘れないでしょう。
ずっと目を伏せて生きてきていましたが、ほら、少し顔を上げるだけで世界は捨てたもんじゃない、と思えるでしょ。
ドアを開けたら新しい明日が待っているはずです。

カエルのワッペンをつけて、ぴょこぴょこと笑顔を振りまく正太くんと共に幸せになってほしいと思います。
子供たちが笑顔でいられる世の中でありますように。

さて、11月からずっと休みなく走り続けてきました。
今は2月23日〜3月6日まで劇団時間制作さんの舞台の稽古中…のはずでしたが、先に発表があった通り延期が決まりました。
谷さんが中止を言わない限りまだまだこの「トータルペイン」という作品は生きています。
いつの日かこの世界にまた命が吹き込まれる日が来ますように…

というわけで、しばらくは舞台がありません。
次はどんな人物の人生を生きることになるのか…楽しみにしながら今はぼーっとすることにします。

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