西瓜糖公演「ご馳走」全16ステージ、
毎日2公演というハードスケジュールでしたが、大きな事故もなく無事に幕をおろしました。
幕が開いてからはもう怒涛の日々で…ブログを更新する時間すらなかった…笑
観に来てくださったお客様、応援してくださったみなさま、気にしてくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
口コミによって日々埋まっていく客席は舞台の一番高いところにいる私からは圧巻でした。
いつか西瓜糖の芝居に出たいと思っていて、このタイミングでこのメンバーでこの作品に関われたこと、感謝しかありません。楽屋もいつも楽しく、昼夜の間もなんとなくみんなでワラワラ集まり、まるで大きな家族のような座組でした。
素晴らしい脚本、演出、スタッフ、そして魅力的で個性的な出演者に出会えたことは私の財産です。
摩訶不思議な空気感を持つ作品で、観客のみなさまは観終わった後 その感想話で盛り上がったようです。
それこそ演劇の持つ魅力のような気がします。小屋を出てから始まるストーリー。
私が演じた咲織さんもお客様の想像力で色々な存在に昇華させてもらいました。
峰岸さんの小説の中の人物説、金魚説、はたまた峰岸さん自身説、幽霊説、別ストーリーの主役説…
直接話の展開に関わらないからこそ、お客様に育ててもらいました。
最初読んだときは戸惑いが大きかった役ですが、演じるたびに愛しくなってきた咲織さん…こんな役を当て書きしてもらい幸せでした。…俳優座では絶対キャスティングされなかった役どころです。笑
あの怒涛の日々が過ぎると…
「あれは夢だから…」という彩さんのセリフが頭をよぎります。
あれ?あの芝居…やった?終わった?
あれは夢だった???
今もなお…そんな…不思議な気持ちです…
だから…
今日もまた「こんにちは」と歌いながら日傘をさしましょう。
本当にありがとうございました。