無事、千秋楽の幕がおりました。
お忙しい中劇場に足を運んでくださったみなさま、
ご支援金をサポートしてくださったみなさま、
そして、応援してくださったみなさま、
本当に本当に本当にありがとうございました。
題材が難しいということで二の足を踏むお客様の多かったのですが、嬉しいことに幕が開いてから口コミで広がり、楽日近くには満席に近い状態になりました。こんなに幸せなことはありません。
この夏は時間の流れがよくわかりません。
稽古初日から楽日まで、あっという間だった気もしますし、気の遠くなる長さだった気もします。
本当に濃密な時間でした。
演出家の作品に対する熱い想いが全員に波及し一つの想いで作品に向かうパワーを持ちながら、演出家を信じて突き進んでいた座組だったと思います。
演出家は本当に根気よく加山さんを掴めなかったわたしに向き合ってくれました。感謝しかありません。
そして、この作品を書いてくださった詩森ろばさんの社会に対する問いかけ、愛情に改めて感動です。
文字を読んだだけでは私にはわからなかったパワーや熱情が、人間が演じることで浮かび上がってくる…そんな体験をしました。だからこそ演劇の意味があるし、人間の言葉って力強い。
作家、演出家、スタッフ、そしてキャスト全員。一人一人に助けられました、ありがとうございました。
…でも、まだまだ幕はおりません。
この芝居に幕はないような気がします。
日々の生活の中できっといろんな人のセリフが頭をよぎるんだろうな…これからだな…そんな気がします。
その行動は日本の未来のためになりますか?
自分に問いかけながら、
小さなことからコツコツと自分にできることを始められればと思います。
本当にみなさま、ありがとうございました。