明日、初日・・・。
初日前夜にこんな早い時間に家にいるとは・・・どういうこと?
という感じですよねぇ。
はい、私も、なんとなく不思議な気持ちです。
舞台って生き物です。
人間が全て関わって手作りで作業を進めていく中、いろいろな事件も勃発します。
特に、なぜか、初日前は何かが起こる・・・。
今回は、役者の一人が倒れました。
昨夜から一晩入院。
今日のゲネプロに来ることができず、結局今日のゲネプロは、急遽中止になりました。
初日に参加出来るかどうかは、今晩一晩の回復によります。
それでも、演出の高岸さんは「彼と創ってきた役なので、ほかの人を代役に据えることは考えていない。彼が舞台に立てないなら、この公演を中止にしましょう。」という決断を下しました。
一番辛いのは本人。とにかく全員、明日、彼が元気に劇場に来れることを祈って・・・待つしかありません。
過去では「カラマーゾフの兄弟」の再演で、初日にベテラン俳優さんが倒れ、新人が急きょ代役をやったり・・・本番中に舞台スタッフが急に来なくなって(逃げて?)しまい、裏の転換をみんなで振り分けてその日の舞台を乗り切ったり・・・
そういえば、あたし自身も40度の熱を出しながら初日の舞台に立った「千鳥」もあったなぁ・・・と、様々思い出します。
それでも初日の幕は開く・・・そう、明日は初日の幕が無事に開くことを心から祈って・・・。