公演もあと二日…
二回、オンディーヌの世界を生きたら…この世界とは離れてしまう。
なんで?なんでこの世界と離れなければならないの…?
いつもいつも楽日を迎える前になるとこんな不思議な感覚に襲われます。
私が演じている王妃イゾルデ、この役は歴代ベテラン女優さんたちが演じてきました。
だからこそ、あえて過去の映像資料は全く観ないでこの役と向き合ってみました。
私のイゾルデだったら…どう、オンディーヌと向き合うのか…。
それは、
同じ女性としての「愛」の共有。
水の精、人間という枠を超えて、分かち合える同じ心。
同じ目線になって、愛の深さを共有する…それがわたしのイゾルデ。
今回、大胆に台本を削ったのでカットされていますが、「イゾルデ」という名前にオンディーヌは「王妃様はイゾルデなの?だとしたらトリスタンはどこ?」と反応します。
『トリスタンとイゾルデ』は中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えた 恋愛物語で、騎士トリスタン (Tristan) と、主君マルク王の妃となったイゾルデ (Isolde) の 悲恋を描いた作品です。映画にもなっているほど欧米では誰もが知ってる作品。
決してオンディーヌの中の王妃がそのイゾルデというわけではありませんが、愛の物語の象徴として存在しているのです。
その他にも、1幕のイルカの夫婦の話などもいろいろなことに重ねると面白い。
表の言葉の裏に潜む意味がわかるとより立体的に深くなるこの作品。
あと二回…
まだまだ…
私はちゃんとイゾルデとして舞台の上で存在していられるのか毎回自身に問いながら…
あと二回…
まだまだ…
透明なオンディーヌとまっさらな気持ちで向き合います。
まだ間に合います。
劇場にぜひいらしてください。
浅利演出事務所
「オンディーヌ」
自由劇場(浜松町)
オンディーヌブログ
オンディーヌ公式サイト
料金 5,000円 (会員・一般共通)
インターネット予約 http://489444.com/ (24時間受付)
劇団四季予約センター 0120-489-444 (午前10時~午後6時)
公演スケジュール:
4月19日(日)13:00 売り切れ 20日(月)休演日 21日(火)13:30 22日(水)18:30 23日(木)13:30 24日(金)18:30 25日(土)13:00 残りわずか 26日(日)13:00 残りわずか 27日(月)休演日 28日(火)18:30 29日(水/祝)13:00 残りわずか 30日(木)13:305月1日(金)休演日 2日(土)13:00 残りわずか 3日(日)13:00 残りわずか
4日(月/ 祝)13:00 残りわずか
5日(火/ 祝)13:00 残りわずか