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この街で・・・

今日は2日目のステージ・・・。
見事にアメリカ人ばっかりでした。びっくりしました。
日本人は本当に数えるくらい。
みなさんの目が字幕と舞台をいったりきたりしていましたが、集中して下さってる様子がよく分かりました。
終演後、のんびり着替えていると・・・舞台監督のシュウさんから呼び出しがあり、舞台上で待っている人たちがいるとのこと・・・。
慌てて私服のまま行ってみると、今日観たお客様が数人舞台上に残っていてくださいました。
その中の一組は目の見えない旦那様を伴ったアメリカ人のご夫婦。
芝居中、お二人の様子は分かっていましたし、奥様が内容をご主人に伝えている様子も気づいていました。
まずはそのことを何度も謝っていらした奥様。「私が全然問題ないですよ」と答えると、今度は旦那様が話しかけてきてくださいました。
。。。深く感動した、今ここを立ち去ることが出来ない、と言って残っていてくださったのです。
すごく嬉しかった。
握手したその手の温かさを忘れません。

他にも知らないアメリカ人の方々が、舞台上に残り、次々に質問を投げかけてきました。
「どうしてこの芝居を選んだの?」
「中国と日本の今の関係はどうなの?」
etc,etc….

なんか、この街で、アメリカでやっている意味というものを改めて考えたステージでした。
面白かったです、そして嬉しかった・・・。

3 Comment

  1. Mark より:

    良い出会いがあったんですね。
    話を聞いて心がふんわりとしました。

  2. ひろし・カーミット より:

    田野さんへ。向こうでも「花いちもんめ」が好評で、僕も嬉しいです。海外で芝居を行うのは、どうしてもハンデが伴いますよね。台詞/言語はもちろんですが、観客は字幕を読む事で、ワンクッション置いて、それから内容を理解する訳ですが、N.Y.の観客の皆さんは田野さんの表情、一挙手一投足を観て、そのハンデを補っているんでしょうね。その中でもっともハンデを背負っているのが、この盲目のお客様かもしれません。今日(二日目)の田野さんの演技を最後まで“聴いて”、田野さんの心はその方に見事に伝わったようですね。田野さん、もっともっとその心をいっぱい伝えて下さいm(_ _)m!!

  3. seiko より:

    ひろし・カーミットさま
    静かに全ての字幕を読み上げている奥様の姿は舞台上からも見え、とても印象的でした。
    私の声だけじゃなく、奥様の優しい声が重なって、より深いイメージが広がったことでしょう。
    芝居って受け取る方によって顔を変えます。
    だからこそ、面白いですね。

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