2011年…。
1月〜2月。
例年と同じような穏やかな幕開け。
3月。 震災。
全てが変わったあの瞬間が2011…。
ロンドン、フランクフルトにいたあの期間。
みんなと一緒に天災を経験していないことに罪悪感を感じつつ…
海外での深刻な報道に毎日涙していた。
あれから人々の意識が大きく変わり、
本当にやりたいこと、進みたい道は何か。守るべきものは何か…。
新しい道を歩みだした役者仲間もたくさんいた。
4月〜8月。
初めて子供たちのための舞台に出演。
日生劇場40日。
利尻・礼文島まで、「今だから」こそ子供たちに楽しい芝居を届けたいという気持ちに突き動かされた。
9月。
北海道ツアーから熱が冷めぬまま、小劇団の舞台の稽古に突入。
みんなで舞台を創り上げる芝居の原点。
若手のひたむきさに圧倒されながら、清々しい気持ちで参加をさせてもらった。
劇団四季、ラビット番長という2つの真逆の規模の劇団に関わることで、劇団のあり方をまた深く考えさせられた。
10月〜。
生徒たちに教えるという新しいお仕事も始まった。
今までにやったことのない分野で戸惑いながらも、
どうすれば相手に伝わるか、
どうすれば彼らが殻を破れるか…。
役者業、監督業と同じ…相手に伝えることが一番大切。
11月。
死生観が変わる旅と言われるインド。
自分が生かされているということを感じつつの毎日。
そしてミステリオ。
夏も冬も、何があっても
変わらぬ笑顔がまっている場所。
今年も大変だったが、やっぱり感動をたくさんもらった。
2011年。
そんな1年。
出会いと別れ。
新しいスタート。
今年も支えてくださったたくさんのみなさまに
感謝。感謝。感謝。
この、
いろいろあった2011年が
2012年に繋がっていく。