劇団の研究生の頃、猫がたむろする通称猫屋敷から救出したのがロビン、本名ロビンフッド。
一人暮らしの小さなアパートで、手のひらに乗るくらい小さな小さなロビンと一緒に寝て、一緒にお風呂に入り、一緒にテーブルでご飯を食べて…かなり甘やかしての数ヶ月間。
その後、実家に預けて、ロビンはみんなに愛され元気に育っていった。
そのロビンがいよいよ具合が悪くなった…。
もう20歳になるんだもんね。
よくここまでがんばってる。
…でも、やっぱ根が丈夫なのか、
トロトロと動かず眠り続ける日々が続いたかと思うと、復活してご飯を食べ始め元気になる。
その繰り返しで少しずつ弱っていくロビン。
「雪ん子」本番中も何度か足を運び、数時間だけでも顔を見てきたけど…
寝ていても、「ロビン」を声をかけるとこうやって顔を上げ、

私の顔を見るとがんばって起き上がって来るんだよね。
食欲なくてもご飯食べてくれるんだよね。
今週末から東京を離れるこの夏。
いつなにが起きても、不思議はないこの状況。
今晩、また数時間だけだけど、ロビンに会いに行く。
20年間の感謝を込めて…。