最後の観劇は「La Bete」
フランス17世紀ごろのお芝居です。
見事なまでのセリフ劇!!!
溢れる英語の波に飲み込まれながらも、しっかり笑わせてもらいました。
とにかく主演の2人がすごいっ!
特に大道芸人を演じたMark Rylance(マーク・ライランス)は・・・ありゃ・・・なに?!って感じです。
下品極まることを、大胆におかしく、そして人間味溢れ自由自在に・・・!!!
日本でこの作品をやるとしても、この役ができる役者がいないんじゃないでしょうか。
いえいえ、できる俳優さんたくさんいらっしゃると思います。でも、なんだろ。
血となり肉となってるあの存在感。
そして、それを支えるDavid Hyde Pierce(デイヴィット・ハイド・ピアース)のリアクション。
笑いはリアクションがあってのものだと改めて感じました。
2年前の舞台の時、稽古場で演出家の栗山民也さんが
「ナチュラルではなくリアルであれ」
と徹底的に繰り返していたのを、思い出します。
正にこの芝居は、”リアル”なやり取りが繰り広げられていました。
イギリスのベテラン女優、Joanna Lumley(ジョアンナ・ラムレイ)を含め大俳優3名の芝居を堪能させていただきました。
そしてそして私が注目したのはGreta Lee(グレタ・リー)。
やっぱりアジア人の女優さんが出ていると目が行っちゃいますね。
ほとんどセリフはないのですが、とても重要なポジションを任されていました。どっかで見たことあると思ってたら、スペリングビーだったんですね。
表情がとても素敵でした。今後の活躍に期待しちゃいます!