昨夜は、同い年の友人の芝居を観に行きました。
それは彼女にとってその劇団での初舞台となる芝居でした。
去年、大劇団の研究生になり、20歳前後の若者に交じり共に1年演技の勉強をして・・・今年上の学年に昇級。今回の初舞台へと至りました。
タレントや小劇場としての経験がある彼女が、新劇団に入るのは初めて・・・。
「私、新劇って大げさな演技ってイメージで苦手なの」とクールに言っていた彼女が自ら飛び込んだ演技の基礎の道。
私は彼女を尊敬します。
彼女は決して熱血漢タイプではなく、どちらかというと 我が道を行くタイプ。
40近くになって新しい環境に一歩踏み出すことがどんなに大変か。それも一番下からのスタートというのはとても勇気がいること。
今の私自身が大手劇団の研究生になり、バイトを掛け持ちしながら、一から芝居を学び直すということができるだろうか・・・。
多分・・・無理・・・。
まぁ、それは自分が少しずつ積み重ねてきた時間があるから、と納得させつつも・・・
舞台上で必死で、しかも楽しそうに、キラキラ輝いている彼女がとても美しく見えました。
私は、そんな彼女と友人でいることを誇りに思い、そしていつの日か共演できることを楽しみにしています。