「SAMURAI UMPIRE」
日本のテレビ局を辞めた後NYの学校で撮影の勉強をしていたTANAKAさんが、アメリカマイナーリーグで頑張っている6人の日本人審判たちの姿を追ったドキュメンタリーです。
イメージフォーラムフェスで上映されているということで、本日観に行きました。
作品自体とても興味深いもので、しかも、自らいばらの道に夢を追って進んでいる男たちの姿は勇気を与えてくれます。「もう遅い」は決してないんですよね。
特に、1時間以上作品の中で彼らを追ってきて、ラスト・・・その後の彼ら一人一人の人生が字幕で流れ・・・それがね・・・なんか色々考えました。
いろんな人生があって、
いろんな選択肢があって、
みんなその岐路で悩んで悩んで一つの道を進みだすんだなぁぁぁぁ・・・と。
その道が正しいとか間違ってるとかは関係ない、その時の判断。
うん。面白かったです。
でね。
作品は興味深くてよかったんですが・・・。
もう一つ・・・面白いことが!
私の後ろにいたおじさん2人組の会話。
「まさかあんたとここで会うとはなぁ。」
「あんたも好きだね〜。」
「いやいや、あんたこそ。」
ん?何が好きなんだ?映画?
「でも、こう雨が降っちゃねぇ。」
「来週まで待たないといけないもんな。」
「耐えられんな。」
ん??ん???
「それにしても、こんなに観に来てると思わなかったな。」
「この人たちみんな審判?」
!!!!
どう考えても違うだろ!!!
でも、これで判明しました。
草野球の審判のおじさんたちらしい。
「それにしてもオレたち病気だな。病気。」
「あぁ、審判病だ。こりゃ。」
・・・。
上映時間前の数分。
微笑ましいサムライたちの会話にほっこりした私でした。