うーん。
来年からかなりの本数の映画が3Dになるらしいよ。
へぇぇぇぇぇ。
てなことで、今回は両極端だった2つの超大作映画の感想でも・・・。
といっても、観たのは両方去年ですけど(笑)
一つ目は
「2012」
あまりこういう手disaster movieと呼ばれる作品って見ないんですが、なぜ見る気になったか。
それは、私はNYに住んでいたころ、何回もメキシコのユカタン半島に遊びに行っていたからです。
アメリカ国内のリゾート地に行くよりも近いし違う文化に触れられるし、海はきれいだし。私にとって落ち着けるお気に入りの場所でした。
そんなもんでマヤ遺跡に何度も訪れていましたが、そこで聞いたのが「2012年終末予言」です。「2012年、全ての惑星が一列に並び世界は終わります。だからマヤのカレンダーはこの日までしか存在しません。」と、サラッと言った現地の方。
笑いながら周りの人たちと、「2012年何してるかなぁ〜」と言い合ったのを思い出します。
どこまでも続く緑の森。
チチェンイッツァのピラミッドの天辺から(・・・今はもう登れないらしいよ)。
チチェンイッツァ遺跡。
知らない中近東の人と果敢に意思疎通をしようとするわたし・・・。
完璧、無視ですね(笑)、このおじさん。
ユカタンは私にとってとても思い出深い大切な場所だったからこそ、「2012」でどのように扱われているのかを観たかったんですよ。
それがっ!!!!
ひどい・・・。
この映画はひどい。
まぁ、マヤの予言はちょろっと出てくる程度だったので、あえて触れるまでもないでしょう・・・。
それ以上に、話の進み具合が・・・後味悪いよ。
その根底に流れる家族愛の中に、自分の家族さえ助かればいいという、後味の悪さを感じてしまいます。
CGの使い方はこれでもかこれでもか!という感じ。
ま、あそこまでやると突っ込む気にもならず、「これはないだろー、おいおい。」と逆に笑っちゃいましたが。
とにかく、お金を使いまくっているこの超大作、私の中では、琴線に全く来ない映画でした。
その対照的なのが
「アバター」
もともと、予告編でキャッツみたいなメイクの人間(?)が走り回ってる姿を見て「なんだこれは〜?変なの〜。全然見る気しない〜。」と思っていたのですが・・・。
いやーーーー。
これはすごいよ!うん。
これはご存知3D映画。
ぜひぜひ、3Dで見ることをお勧めします。
3Dって飛び出す映像のイメージが強く、疲れるんじゃないかなぁと拒否感が強かったんですが、今の3Dは全く違うのね。本当に自然。奥行きがあり、世界が目の前に広がっている様子です。
塵や埃が目の前まで飛んできて、その星に私も一緒にいる気持ちにさせてくれます。
ストーリーはね、・・・正に宮崎アニメの世界を実写にした感じ。
ナウシカの空気に、天空に浮かぶラピュタ、そしてもののけ姫の世界。
どうなるかも正に分かってる展開。でも、そんなの関係ないんだなぁ・・・。
あの星の世界に入っているだけで、楽しいんです。
・・・・てことはね、私思うんですが、壮大なるアトラクションに入った気分なのかもしれません。
だって、もう一度観たいというよりも、もう一度行きたい、と思うもの。
これはぜひぜひ、観てください。
映画の観念が変わるかも。
映画はこうやって二極性が激しくなるかもしれませんね。
今回は2本のお金がかかっている超大作映画をご紹介しました。
普段は地味な映画を見ることが多いのですが、たまに観た超大作映画でした。
予算をあまりかけない作品とひたすら予算をかけて壮大な映像を見せる映画・・・。
でも、どうせお金をかけるなら、私は夢のある映画が好きです。
みなさんはどうでしょう。