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ハマトラさん。

演劇集団としての俳優座の代表、浜田寅彦さんがお亡くなりになりました。
大好きな先輩でした。
舞台ではご一緒したことがなかったのですが・・・。
初めて出演したテレビドラマでは、アルツハイマーの患者と看護婦。寅彦さん演じる患者さんに好かれ、病院内で夜中に鬼ごっこをしたり、ほっぺにチュウされたり・・・。盛りだくさんの共演でした。
大先輩とのガッツリしたシーンにドキドキしながらも、いつも私の緊張をほぐしてくれて、「そのままでいいんだからね。別に演技しようとしなくていいんだよ。」とおっしゃってくれました。忘れられません。
その後も、映像のお仕事では何回かご一緒に・・・。
「田野くんはいいなぁ。仕事でいろんなこと習えてるねぇ。」と笑顔で私に言ってくれたのは、何の撮影の時だったでしょうか?
撮影になると入れ歯を外し、老人に徹する先輩の姿。
役者であるということ。
怖がらずになんでも挑戦するということ。
その場にいるということ。
全て教えてくれた大切な先輩。
今、寅彦さんが亡くなって、ぽっかり・・・という状態です。
ありがとうございました。
向こうで、千田先生や諸先輩方と一緒に、また大好きな芝居を思う存分なさってください。
ご冥福をお祈りします。

4 Comment

  1. たくさんの子供立ちが救われている視力回復法

    3歳児検診や学校での定期検査などで、お子さんの目が悪いとわかったら、どうしますか?
    衰えたままの視力だと良くないと、すぐにメガネなどで視力を矯正するでしょうか。
    実は子供の眼は驚くほどの回復力を持っています。
    学校などの検診で

  2. Mark より:

    ニュース等にでている写真を拝見すると、あ、見たことのある方だなと思いました。お年は90歳だったのですね。
    Seikoさんにとっては、お芝居の先生に当たる方なので、寂しいことと思います。
    浜田さんのご冥福を祈ります。

  3. わらべ より:

    浜田寅彦さん、あまりに突然の訃報でした。残念です。
    浜田さん…舞台上のお姿はもちろんですが、客席から俳優座の後輩の方々のお芝居を見守っていらっしゃる優しい温かい眼差し、横顔が強く印象に残っています。何度か客席やロビーで杖をついて歩かれいる浜田さんにお目にかかりました。椅子に座られる時も隅の方へそっとという感じでした。
    演じていらっしゃるのではなくごく自然に舞台に立っていらっしゃいましたね。来年はまたそんなお姿を拝見出来ると思って楽しみにしていましたが…残念です。でも浜田さんは俳優座の後輩がちゃんと育っていると確信されて旅立たれたのでしょうね。
    聖子さんがうらやましいです。お仕事柄広い年齢層の方々とご一緒出来るのですからね。私も介護職なのである意味ご一緒していますが…。
    浜田寅彦さん、長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。

  4. seiko より:

    Markさん、
    そうですね、大先輩です。
    一番最初に、舞台の上で「自分が自分であること」の難しさを教えてくれた方でした。
    本当に、さびしい気持と感謝の気持ちでいっぱいです。
    わらべさま、
    そうですね、浜田さんが舞台の上で、ただ座っている姿を見ただけで私は涙があふれてきた経験があります。
    すごいことですよね。
    私は千田是也氏の遺作でデビューをし、その後もラッキーなことにたくさんの先輩方から勉強させていただきました。全て大きな財産です。

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