「Next to Normal」
まだ書いてなかった、こちらの感想を・・・。
オフブロードウェイから上がってきたこの作品。
主演のアリス・リプリーの芝居を観たくって取ったチケットですが・・・、
素晴らしかった、の一言です。
このショーを観る前の数日は
「The Toxic Avenger」「Passing Strange」
を観ていましたが、この2本はどちらかというとロックミュージカル。
マイクの音量は最大限、エレキギターの音で少し耳がおかしくなるほど・・・
でも、とにかく出演者の歌のうまさとパワーは最高!という作品でした。
しかし・・・
このNext to Normalを観ると
そうそう、芝居の中の歌ってこうだよね!
って再確認。
台詞の中からあふれ出す思いがそのまま歌になるという感じ!!!
なんかねぇ、もう涙があふれてとまりませんでした。
台詞劇でもどっしりとするような重い内容の中、それぞれの役者が役の中で生き、歌い・・・。
その一つ一つの存在感に感動です。
主演のAlice Ripleyは本当に素晴らしく・・・
ちょっと中年太りしたその体系も、ダイアナが歩んできた時間の流れを感じ・・・すごい女優さんだなぁと感動。歌の中に切なさ、苦しさ、怒り、悲しみ・・・全て表現できるって・・・なんて奥が深いんでしょう。
そして夫のダン役のJ. Robert Spencerがまた素晴らしい。
この夫婦のやり取りには、私は何度も顔を歪めてしまいました。
ラスト近く、ダンと息子ゲイブのやりとりなど・・・なんかねぇ・・・胸が痛い。
でも、誰でもNormalとAbnormalは隣り合わせなんだよね。うん。
なんかさ、歌も芝居も、やっぱりやっぱり、技術じゃないんだな・・・。
もちろん、技術がなきゃ表現できないこともある。
その狭間で役者はいつも苦しむんだけど・・・。
そこで生きている人物が存在していて、私はその生き様に涙しました。
あぁぁぁ、
語りだすと止まらないので、この辺で。
あとは、ぜひ実際にご覧くださいね。
それにしても、
今回の滞在中に観たどの舞台も映画も、全て素晴らしい作品ばかりでした。
こんなことって滅多にありません、ハッキリ言って(笑)
ブロードウェイショーでもひどいものも多々ありますもの!
ホントにこれらの作品を薦めてくれたToshiさん、Neoくん、ありがとう♪