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March 2011

7年ぶりの再会。

そしてロンドンでは嬉しい再会がありました。

それはNYの語学学校で一番仲良しだったイタリア人のChiara。
最初の語学学校で一緒だった私たちはなぜか気が合い、その後次の語学学校は彼女に誘われ違うところに転校。レベルテストを受けたらクラスもまた一緒。嬉しい偶然が重なり、いつも一緒にいた気がします。
勉強熱心で優しくって思いやりがあって、本当にステキな女性です。
何でも言い合える仲…だったと今でも思っていますが、うーん、つたない英語力でどうやってあたしたち会話していたんでしょうかね、不思議だわ。
NYに来た当時、彼女はイタリアの大学院で心理学の博士課程の途中でした。
今では博士号を取り、ロンドン大学で研究員として勤務しています。
当時NYで出会って付き合った彼がイギリス人で、そこから彼との遠距離をしながら勤務地をロンドンにしたChiara。私がロンドンに行く2週間前にはめでたく彼と婚約をしました♪
なんかそれも本当に幸せな報告!彼との出会いから付き合うまで、ずーっと相談されていたあの日々を懐かしく思います。
仕事で忙しい中、毎晩私の夕食を作ってくれました。
その後、夜中までおしゃべりのし通し…。よくこんなに話すことあるね、あたしたち、といいながら(笑)
ロンドンでの最終日の夜は、彼のAdamとも再会。Adamのお薦めのチャイニーズレストランに行きました。こちらも久々の再会。お茶目なところは変わっていません〜。
昔も今も変わらずAdamはChiaraにラブラブです(笑)
ロンドンでこうやって再会できたのは本当に嬉しい。
時間も言語も超えられる友人って貴重です。
来年にはChiaraは学会で日本に来るみたい。その時には一緒に京都を旅行しようと約束して別れた私たちでした。

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Bravo!ASAKO!!!

さて、ロンドンに行った一番の目的は、

       友人の麻子嬢のロンドンデビューを観るため。

NYに住みながら世界中で活躍しているオペラ歌手の麻子。
友人歴は短いものの、なぜかお互い一瞬にして通じるものがあり、今ではそんなに繁く会わずとも大切な友達。たまにNYまたは東京で再会すると一日中しゃべり通しな私たち。
そんな麻ちゃんのロンドンデビュー。
ロイヤルアルバートホールでのマダムバタフライ。しかも主演。
そりゃ、行かなくてはっ!
…ということで、初ロンドンが実現したわけです。
3月6日。
ロイヤルアルバートホールに入ると超満席のお客様。

もうそれだけでウルウルきちゃいそうでした。
360度の客席に浮かぶように建てられた舞台セット。
水をふんだんに使い、美しい一軒家が建ちます。
ステージは…、
私のボキャブラリーでは表現できないほど素晴らしかったです。友人が出ているからではなく、そこに蝶々さんが生きていたから。
アーティストとしての麻子の素晴らしいところは、歌の技術はもちろんなんですが、それ以上に演じる素晴らしさがあります。役と共に生きる、というのでしょうか。いつもそれを感じていましたが、今回の舞台は正にそこで生きている女性の人生を見ました。
そしてこんな蝶々さん観たことない!というくらいに…今まで観た蝶々さんとは全く違う表現(笑)。思わずあとで「ね、あれは演出?それとも麻子のキャラ?」と聞いてしまったほど。おきゃんで可愛くって、危ないほどピュアで…そして強く、生命力にあふれ…。
今までの蝶々さん=秘めた強さを持つ健気なアジア女性、のイメージを一新。
びっくりした。笑
全体的な演出も素晴らしく、多くのエキストラを使い、漁村を演出。台詞のない役者たちの動きがアジアの(何となくベトナムっぽかったけど笑)空気を醸し出していました。
途中でカツラをあたかも当たり前のように堂々と取り替えたのにはびっくりしたけどね。そういえば帯も作り帯のように外していましたが。ま、海外でのマダムバタフライはいつも「どこの国?」って感じだったので…それはそれで欧米諸国から観た日本のイメージを面白く観ました。
あと、英語で歌っていたのが本当に大変そうでした。麻子は何度もマダムバタフライを歌っているそうですが、英語は初めてで、イタリア語がつい出てきてしまうのを押さえるのは想像以上に大変だったとか…。
何はともあれ、何度も何度も涙した舞台。
…後で聞いたところ、麻子自身も「舞台の上で心から満足できる舞台に出会えるのは希有。あの日のことは何も覚えていない状態。」だったとか。
カーテンコール、満場の拍手を受けた麻子は思わず顔を覆って泣いていました。
あんな彼女の姿を見るのも初めてのこと…。
わたしは、もうその途端嗚咽です(笑)
拍手が大きくってよかったです。はは。
公演後は麻子を囲んでのパーティー。
そこには普段と変わらないおしゃべりで飾らない麻子がいました。
本当に素晴らしいロンドンデビュー、
              おめでとう!

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今、できること。

 それは、普段通り進むこと!

今、被災者のことを考えていない人はいないはず。
   できることをしていない人はいないはず。
きっとみんな各自が出来るボランティア、節電、義援金…してるもんね。
声高らかに「これしてるよ!」って言わなくても。
だからこそ、これからはいつも通りに…。
   みんなで元気になるために、まずは自分から。
てなことで、溜まっている仕事をしながら、
          ロンドンの報告をしたいと思います。
…え?仕事をまず片付けろって?
はい。その通り。
帰ってからの数日は撮影や収録が立込んでいました。
そして、今日のアテレコの収録が終わったら、
           ドイツのお仕事の編集台本を書きます!
がんばる。がんばる。ふんばる。ふんばる。

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帰国!

 帰ってきました、日本に!

ルフトハンザが成田に飛ばないことを決めたあと、どのようにして帰るか…どのくらい時間がかかるのか色んな情報が錯綜していましたが、乗り継ぎを重ね、成田に到着。
何時間飛行機の中にいたのか、考えたくありません(笑)
地震発生時はロンドン、その後ドイツに渡って仕事をしていました。
日本の撮影スタッフももちろん予定より遅れての到着。
でも日本を離れ、地震とは関係ない仕事をすることに「みんなが大変な今、本当にこんなことしてていいのかしら」という想いと「だからこそ、みんなが待っているレポートを撮影しなくっちゃ」という気持ちとでごっちゃになっちゃって…。
そんなこんなで、体調も崩し風邪を引きながらの撮影でしたが、まぁ、無事終了。
今から台本と編集を考えるとちょっと頭が痛くなりますが、それは少し放っておきましょう。
世界の中でも一番原発に対して重く捕らえているドイツにいたせいか、入ってくる情報は深刻なものばかりでした。ドイツではグリーン党という原発反対運動をしている政党が活発に活動しており、メルケル首相は1980年までに建設された旧型の7基の稼働を一旦停止することにしました。あまりに早い動きに報道を見ながらびっくりしましたが…。
ドイツでは色んな方から「被災者のために祈っている」「日本人のモラルは素晴らしい!」「世界中があなたたちのために祈っているから希望を持って」と声をかけられました。
飛行場の免税店のオバちゃんは涙ながらに「神様が日本を守ってくれるわ!」と私の手を握ってきました。
世界中が、
  日本の状況を見守って…
           祈って…。
そんな中、帰宅。
心配したうちの中は…何一つ壊れたものはありませんでした。
日本語で見る久しぶりの報道。
必死で現地で活動している人たちの姿を目の当たりにしました。
心臓がいたくなりました…。
まずは、
 私たちは自分に出来ることをやるだけ。
被災地の方達が一日でも早く元気な笑顔を取り戻せるように、とにかく出来ることをがんばろ!明日からまた元気にお仕事再開です。

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海外の反応。

 連日の報道、こちらで仕事をしながら本当に辛く見ています。
友人たちからの話と比べると、海外メディアは日本以上に原発事故について深刻に報じているようです。なので私たちも何がなんやら・・・正しい情報が何か分からず不安と恐怖ばかり増していますが・・・。
ヨーロッパ系企業では日本支社を完全に閉めるところが多く、日本人従業員は西日本に疎開するように言っているみたい。
もちろん自国の従業員たちは帰らされてるし・・・。
そんな中、帰国便のルフトハンザも原発の影響を恐れ成田に着陸することをやめました。
帰国は今週土曜日。さてどうやって帰るのか・・・。
・・・一刻も早く帰って家族や友人と会えることを祈っています。
被災地のみなさんが一日も早く笑顔を取り戻せますように・・・。
そして日本全体が、こんな時こそ元気でいられますように・・・。

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