ブログ

March 2008

タバコって・・・

今回ね、
実は一つ、挫折しかことがあるんです・・・マーサとして・・・。
それはタバコ。
ええ、台本の中にはタバコを吸うと書いてあるんです。
ただ演出家は「たばこを吸うということが目的ではないからどっちでもいいですよ」と言ってくれてはいたんです。
最初は、私のマーサはタバコを吸わない。そう、稽古を重ねていましたが、
そのうちに、マーサがたばこを吸うとしたら・・・と考えたら面白くって。
やっぱり、この女性が見事にタバコを吸うという姿があれば底にあるものが変わるって思ったの。
それはもうすでに本番一週間前。
ええ、諦めませんでしたよ。
今まで一度もタバコを吸った経験がない私。稽古で吸ってみても、いわゆる、「ふかす」ということも難しく、様にならないものですね。
だから実はひそかに家の中でも吸う努力はしてみました。
「ネオシーダー」というのどや咳の薬であるタバコもどきのものを買って練習してたんです。
タバコとほとんど変わらないんですけどね。
夜中、さて吸ってみよう、と思ったあたし。
でも、普段タバコを吸わないから家にライターがなかったんですよね。
夜中にコンビニに行くにも・・・と躊躇していたら、目の前に台所のコンロ。
そうだ!コンロで火をつければいいんじゃん!
ということで、タバコを口にくわえ、コンロに顔を近づけて火を点けてみました。
うん、深く呼吸をしても、むせることもない・・・。
なんか、行けるかも私、と嬉しくなり、一本丸々吸い終わったところで火を消して途端・・・
急に頭がぐるぐる回り、気分が悪くなり・・・そのままベッドに倒れ込んでしまいました。息も絶え絶えな私。タバコって・・・恐ろしい。
10分近くそのままになっていたでしょうか、
口の中がタバコで気持ち悪かったため、とりあえず歯を磨いて気持ちをすっきりさせようと、洗面所に向かい、歯ブラシを手に取り、鏡を見たら・・・
あら?髪の毛に何か白い糸のようなものが沢山。なんだろう?このゴミは?
と、手に触れたら、その埃はポロポロと落ちてきて・・・
ウギャー!!!!!
残るはチリヂリになった髪の毛!
あぁぁぁぁぁ、なんと、コンロで自分の前髪を焼いてしまった私。
しかも、前髪だけではなく、左まつげまで溶けてしまった!!!
そんなこんなで、努力はしましたが、
稽古場でタバコを吸いながら芝居をしてみても、やっぱり板についていなくって・・・
やっぱり付け焼刃ではなかなか、タバコは難しい。
もちろん挑戦したことによって、マーサの心の在り方もずいぶん変わったので、稽古中だけでもタバコを吸ってみて良かったなぁとは思いましたが・・・。
でも最終的に、演出家に却下されてしまいました。
はぅぅぅぅぅ・・・。
この公演、メイク中、どうしてもまつ毛のバランスがとれなくて苦労するたびに、鏡を見ながらチリヂリになった前髪を切ったあの情けない夜のことを思い出さずにはいられない私でした。

この記事にコメントする

劇団とは・・・

ラボ公演コンスタントワイフ、連日満席のうちに千秋楽を迎えました。
楽屋でいつも私を見守ってくれていた、吸入器のマルちゃん。
「十二夜」のころからの長い味方です。

お忙しい中、お時間とお金を使って観に来てくださった皆様、そして舞台を創るにあたりお手伝いをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
打ち上げはラボ委員の皆様の手作り料理と共に、セットをばらし終わった稽古場で盛大に行われました。
もうお開き、という時間になって一人ずつから、なんとなくスピーチが始まりました。
「劇団の財産というのは”人”。ラボ公演は本公演と違って芝居を創るという原点から始まっている。こうやって集まって芝居を創る”人”がいる限り、僕たちはこの場所で芝居を続けていくんだと思う。」
こう言ったスタッフの言葉は印象的でした。
私は俳優座に入団して、今年、18年目を迎えます。
これは生まれたばかりの赤ちゃんが大学に入学する・・・その年月とおなじ。
正直言ってびっくりしました(笑)
今まで、劇団での芝居は若手として参加することが多く、役にも恵まれ、大先輩にもまれながら必死で学び、必死で舞台に臨み、そして苦しみ・・・。
楽しく芝居をするためには日芸時代の仲間とやる。
そんな気持ちはありました。
その後、中堅への変遷期にNY生活に入ってしまい、劇団からはすっかり離れていたのですが・・・今回久しぶりの劇団復帰。
こうやって同年代の演出家、同年代の役者と芝居を創りあげ、毎晩遅くまで衣装や小道具を創り、舞台に関わっていると、劇団、という場所が自分のホームグラウンドになっていることに気づき驚きます。
面白いことは我が家でもできるんですね。今回、素晴らしいメンバーと一緒に舞台を作れたことに感謝感謝です。
・・・といっても、やっぱりマイペースな私は、異業種の方たちと、夏には自主企画公演を行うつもりですが(笑)
いろいろな人にもまれ、そしてまた劇団に還元できればいいですね。
我が家、万歳♪

この記事にコメントする

Archive

このページの先頭へ