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先日、体重の話をしたので、今回は身長の話を・・・。

子供のころから私はクラスで1.2を争う背高ノッポだった。
可愛気のない子供だと、自分で感じていた。
とにかく背が小さい子に憧れた。
「前ならえ」のときはぜひ一番前で腰に手を当ててみたかった。

小学6年生のころこんなことがあった。
学校の近くで見知らぬおばあさんに声をかけられた。
「○○小学校はどこですか?」
ちょうど私が通っていた小学校だったので、私はすぐさま答えた。
「そこの角を曲がってすぐのところです。私もそこに通っているので。」
すると、「あぁ、先生ですか!」

作り話ではない。
「いえー、違いますよ。小学6年です。」と笑って答えたものの、おばあさんは驚いた様子で「そうですか、いや、あなた先生に見えるよ」。
・・・悲しかった。
身長が高いのは、コンプレックス。
もっと幼かったころは猫背で、母に注意されていた記憶がある。

身長の伸びが止まったのは案外早かった。
中学に入り、どんどん周りのこの背が伸びていき、私は平均身長に近くなっていった。

でも私の意識は幼いころのまま。
「自分は背が高いんだ。」
その意識は大きかった。

俳優座の入所試験。
受験のための履歴書に身長と体重を書く欄が当然のことながらある。
私は19歳当時の自分の正確な身長が分からなかった。
しかしこの意識だけはまだあったのだ。
「私は背が高いんだ。」
そこで、大体このくらいかな・・・と思える身長を書いた。
ちなみにもちろん、体重は誤魔化した。

入所試験に受かり、無事研究1年生として俳優座に通いだした。
同期にはモデル出身のスタイル抜群の女の子がいて、彼女の身長が165cmくらいだった。
他の子は160cm~162cmくらいでほとんど同じくらい。

ある日私は、映画放送部に呼ばれ、オーディションを受けに行くように言われた。。
同期の中で私一人が書類選考に受かったとのこと。
初めてのオーディション。
私は喜んで受けに行った。

映画のヒロインのオーディション。
中国人の女性の役だった。
ところが、なぜか私以外、他のプロダクションから来ている女優さんはみんなモデルのようにすらっとしていた。
その中で私一人がチビデブ。
最後に一列に全員水着姿で並ばされたときは、恥ずかしくって逃げ帰りたくなった・・・。

もちろんそのオーディションは落ちた・・・が、なぜそんなことになってしまったかというと・・・
私は入所試験の履歴書になんと168cmと書いた。
そのオーディションは身長が高い女優を集めていたらしい。
そのオーディションで生まれて初めて自分の背を低いと感じた。
その後、同期の面々から「聖子はそんなに背は高くない!」と断言され、自分の本当の身長を知ることになる。

今は中肉中背。
平均的な体系になってしまってからは、背が高かったり、多少丸かったりという特徴ある体型を少しうらやましくも感じるようになった。
結局はないものねだりって言うことなのだが・・・。
身体的特徴はその人の個性にもなる。
コンプレックスを自分の武器に転換するのはそんなに難しいことではなのかもしれない。

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