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永遠の恩師。

父、寺田さん…そしてもう一人…私の人生を語る上で欠かせないもう一人の男性。
その男性が急にこの世を去った。

劇団ルネッサンス主催 大川義行さん、享年67歳。

私にとっては永遠の先生。いくつになっても「大川さん」ではなく「大川先生」。

中学生から高校生、一番多感な時期を私はこの人とともに過ごした。
中学校があり、高校があり…そして地元のアマチュア劇団ルネッサンスという3つの学校があったと言っても過言ではない。
親以外の大人で、まだまだ子供の自分をあんなにも認め、信頼してくれた人間は他にいなかった。
私が私でいいんだということを植え付けてくれた人物だった。
学校が終わって大川先生の家に行き、二人でラジオドラマを作って遊んだり、DJごっこをしたり、いろんな脚本を声に出して読みながら遊んだ。その遊びの中で演劇のいろいろを教えてもらった。
学校の部活の友達との記憶もたくさんあるから、どうやって時間を捻出していたのか…自分でも不思議。人よりもたくさんの時間を生きていた気がする。そしてその時間は私にとってかけがえのない時間。
大川先生がいなかったら今の自分はいなかった。

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中学3年生「チャップリンを探せ」
(後ろ左から二番目に劇団民藝の斎藤尊史くん、一番右に去年亡くなった門間朱ちゃん)

 

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高校2年生「八百比丘尼幻想」私のために書き下ろしてくれた作品

 

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高校2年生 最後の公演の後 泣きはらした顔で。

 

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20歳 初めて一緒に飲んだお酒。

 

「いいか聖子。今からたくさんの人に出会うだろう。でもね、今まで出会った人を蔑ろにしてはいけないよ。」

先生から言われた言葉。今でも忘れない。
……あーーー!!!でも、もっともっと話したかった!
いつでも会えると思っていた。芝居の話ももっともっとしたかったよ、先生!

 

明日からまたミステリオのキャンプが始まる。
あの時先生が、自分の魂を全部わたしたち子供に注ぎ込み、演劇の楽しさを教えてくれたように、私も子供たちに仲間とひとつのものを創る楽しさ、充実感、仲間と支え合う一体感を伝えてあげられているだろうか。

大川先生からもらったあの時間を胸に、明日からのキャンプに向かいます。

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伝説を残し…旅立つ。

本番前の最後の休み。
…本来ならば、これから始まる初日までの怒涛の日々に備え準備に当てるはずの本日、友人の告別式でした。


急な訃報が入ったのは二日前の稽古中。
稽古の休憩時間にその知らせを留守電で聞いた後、静かにそのスマホを封印し稽古場に戻りましたが、その後の稽古の記憶がありません。


急死です。くも膜下出血です。予兆なしです。

舞台のチケットも買ってくれていて、いつも鋭い観点で見てくれる彼女は今回の芝居をとても楽しみにしてくれていました。

だからこそ…
わけ分かんなくて…頭の中がぐちゃぐちゃでした。

彼女とは中学時代、毎日一緒にいました。
休日も一緒でした。
お互いに相手を主人公にした小説を書きあって毎日交換するという…そんな恥ずかしいこともしていました。
うちに泊まりにも来ました。

たくさん笑いました、喧嘩もしました。

亡くなる数日前、仲間内で食事をし、その時「身体にいいオーガニックタバコに変えたんだ」と自慢していたそうです。
彼女らしいです。
友人とその話をしながら大笑い、そして大泣きしました。

彼女は伝説をたくさん残した天才でした。
彼女の話をすると、笑いがそこここで起こります。
そんな天才はあちらにも早く呼ばれてしまうのですね。
…でも、でも、
もっともっと歳を重ねて、おばあちゃんになってからも個性的な言動で私たちを笑わせて欲しかった。
43歳は…早い…悔しいよ。

今回の芝居、
死の陰がそこここに散りばめられています。
彼女の死も抱きながら…明日からの稽古集中します。
きっと彼女はイプセンのこの世界、好きだったはずだから…。

稽古、残り4日。

 

p.s. 
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この子は我が家の守り神になりそうです…去年彼女がプレゼントしてくれた子。
今朝はこの子に話しかけて家を出ました、彼女がここで笑ってくれてる感じがします。

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言。

何度もこのブログで書いていますが…本当に仕事は見事に重なるもの!
ばらけてくれたらどんなにいいかって思います。
今も今とて、スケジュール調整の話でひっちゃかめっちゃかになっておりました。

こんな時にメールでは気持ちが行き違うことがあります。
メールに書かれた文章って案外書いてる人の本心が曲がって伝わりがち…怖いですよね。

だから直接話すってやっぱり大切。
特に繊細な話の時ほど…直接話すに限ります。
相手の声の音色、大きさ、スピード、トーン…全てがお互いの感情を伝えてくれます。
メールで書いてある内容と同じことを言われても、全く受け取り方が違って聞こえます。
不思議…。

言葉は言霊。
自分で話す言葉で相手の心はもちろん、自分の心も動かされます。
だから、声に出して言った言葉は自分の行動をも動かす誓いになるのです。

私も自分で声に出して言った以上、責任を持って仕事に取り組みます!

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ひと月経ちました。

月命日でした。

もうひと月?

まだひと月?

なんか不思議な気持ちです。


でも…もう会えないんですね…

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訃報

2014年9月15日

 父 田野省一が満73年にて生涯を終えました。

劇団四季公演「赤毛のアン」の本番の最中でした。
日曜日に緊急入院しその日は朝まで付き添いましたが、翌朝、昼公演の為に私が東京に向かったあとに容態が急変。
病院に入り1日も経たずに息を引き取りました。

病気が判明して1年弱。
覚悟を重ねてきたつもりでしたが、実際に直面すると想像していた以上辛く、悲しく、寂しいものです。この世に生を受けた瞬間から自分と共にいた人間がこの世からいなくなる…まだこの現実を受け入れ難い自分がいることも事実です。

父との別れは通夜のみの参列で、葬儀の時間は舞台上。
この状況の中、しっかり仕事をすることが父の供養だと言ってくれた母や弟家族、親戚のみなさんには心から感謝しております。

自慢の父でした。
大好きな父でした。

子供の頃は私たちのスーパーマンでした。

晩年は苦労を重ねた人生でしたが、
今、苦しみから解放され、安らかな場所で先に逝った仲間たちと笑い合っていることでしょう。

アンカンパニーのみなさん、
 事情を伝えたごく一部のベテラン陣は静かに見守ってくれ、また何も知らない他の出演者たちは変わらず笑顔で接してくれ…、一番辛い日々、みなさんに救われました。

メッセージをくれたみなさん、
 たくさんの温かい言葉ありがとうございました。一つ一つの言葉が私を強くしてくれました。

まだまだ悲しみが波のように襲ってきます。
しかし、時間がやさしい思い出に変えてくれるものと信じ、前を向いて父に恥じない人生を送っていきたいと思います。

生前の父をご存知の皆様には、豪快に笑っている父の笑顔を思い出していただければ幸いです。

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