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ある日の電車。

電車に乗った。
空いている車内、空いている席に座ると、隣から「サンドイッチ食べたいね。」という太い男の人の声。だれと話しているのかと思い、ちらっと見ると、100キロ以上はある巨漢がちょこんと座り、独り言をつぶやいていた。
最初は、気にしないようにしようと思っていたが、彼の声はとても優しく温かく、そして味がある。
その後の彼の独り言。
「家出する子にはご飯あげられないよ。駅の水でも飲んでな。家出する子は駅の水でも飲んでな。・・・そしたら痩せるしね。」
「たっくん、壊れたメガネかけたら危ないよ。壊れたメガネかけたら危ないよ。西葛西のメガネ屋さんに行って買ってあげるからね。」
「すももはかたいうちはまだおいしくないよ。すももはかたいうちはまだおいしくないよ。」
最初は知らんぷりをしていた私も、あまりの味のある声にだんだん頬が緩んできた。
だって、なんか温かい。
周りを見ると、ゲームをしてたり、携帯をいじっている乗客たち。
どうして?!どうして、この不思議な感覚を無視できるのか?
思わず、しゃべってる彼を見たところ、彼は私の顔を見て穏やかな声でこう言った。
「マイちゃん、人のジュース飲んだらいけないよ。人のジュース飲んだらいけないよ。」
・・・怒られた。
平日の午後。
なんとなく、心が温かくなった電車の中の出来事・・・。

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