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タイムカプセル

先日、舞台を観に来てくださったお客さま。
それは私のことを子供のころから知る方。
千葉の小さなアマチュア劇団、ルネッサンス。
当時は、劇団という名を借りた子供たちの育成機関のようなものだった。
演劇をやってみたい子供から登校拒否児童まで、小学3年生くらいから高校3年生までがそれぞれのニックネームで呼び合って、毎週末集まる。
そこで行われるのは、演劇の稽古・・・ではなく、ひたすらゲーム、歌、遊び・・・。
私はその空間の中で、学校とは違う仲間たちと出会い、学校とは違う友人たちとの接し方を学んでいった。
様々な仲間がいて、みんな真剣に一つのものを作り上げることを学び、自分とは違う相手の良さを認め合っていた気がする。
言っておくが、今のルネッサンスは演劇やミュージカルを目指す子供ばかりが集まる、立派な劇団に成長したらしい(笑)
ちなみにこの当時ルネッサンスにいたのは木山事務所の水野ゆふさん、民藝の斎藤尊史くん、その他東宝のミュージカルに出演している女優、スクールメイトで踊っているダンサーなど、演劇第一で活動していたわけではないのに、今でも活躍しているメンバーが多い。
さて、
中学生当時の私は、学校が終わってからその劇団の事務所にちょこちょこ出向き、その主催者の先生と一緒にDJごっこをしたり、ラジオドラマを作ったり・・・
その関係で、中学生のころからラジオドラマなどにちょこちょこ出たりしてたのだが・・・。
今回、舞台を観に来てくれたその主催者、大川氏と劇団員のありさちゃん。
ニコニコと一つのテープを手渡してくれた。それは子供たちの声と笑い声が入っているテープ。私が中学2年生当時に遊びながら録音したDJの音源を聞きながら、数人の女の子たちが話している様子だった。
大真面目でDJの真似をして、朗読をして・・・聞き返すとこっ恥ずかしいが、でもまぎれもなく自分自身の声。子供が精一杯、DJをして、曲紹介して・・・でもまっすぐなので、伸び伸びとしている。
それは大川氏の40歳の誕生日直前に録音したもので「さよなら30代」ということで一つの架空番組を創っているものだった。
その音源を聞きながら、「こうやってみんながかもめ(私のニックネーム)のテープを聞いているように、10年くらいたったら誰かがこのテープを聞くことになるかもしれないね。」と、今、私がこうやって聞いていることを予言するかのような言葉が入っていた。
音のタイムカプセル。
私の財産。当時は遊んでいるだけのものだったが、こうやって20年以上経ってまさか私のもとにまた帰ってくるとは・・・。
不思議な感じ。時間が一気に戻り、その空間にまた戻るような奇妙な感覚。
でもあの時間があったからこそ、こうやって舞台に立つ今の私がいるんでしょうね。
私はとても幸せ。
中学校の仲間がいて、高校の仲間がいて、そしてもう一つ、ルネの時間を過ごした年齢を超えた素晴らしい仲間がいる。
それは、私の、大きな大きな財産。

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