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懐かしの伊平治伝。

昨夜は、我が座の正月公演「村岡伊平治伝」を観てきました。
と〜っても楽しみにしてました。稽古場にも最終日に顔を出していましたが、やはり本番は全く違うもの。
衣装をつけ、かつらをかぶり、メイクをし、照明が入り、道具が立ち、そして何よりお客様が入ると劇場に命を吹き込まれます。
この村岡伊平治伝というお芝居は、俳優座では再演となります。
初演は15年前、新劇団の合同公演で幕を開け、2年後に俳優座本公演として上演されました。私はその俳優座本公演からの参加組です。
当時は、千田是也演出「カラマーゾフの兄弟」で初舞台を踏んだばかり。
楽日が終わった数日後、劇団の代表から「お前次は村岡だからな」と一言言われただけの配役でした。自分が何の役なのかも分からず・・・。
ふたを開けてみると、「福田しお子」という伊平治の幼馴染で原点ともなる女性の役。
元々、初演では40歳くらいの女優さんが演じていたのですが、俳優座公演ではプライベートな事情で役を降り、初舞台を踏んだばかりの私が配役されました。
当時はまだ準劇団員で、23,4歳。みんなに「大役だね〜」と言われながらも、何も考えてなかった自分がいました。
毎日毎日、主演の伊平治役のてらそまさんと残って稽古をしたり、演出の増見さんとじっくり話しながら舞台に立った記憶があります。
でもね〜、良く劇団も私を配役したよ。こんな若くて何も経験もないのにさ。
勇気ありますよね(苦笑)
今回のしお子は、私の一つ先輩にあたる井上薫ちゃん。
かおちゃんは本当に魅力ある女優さんで、尊敬してるし、私は大好きです。
今回のしお子と伊平治のシーンは、増見演出と全く違うものでした。大人のしお子ってああなんだ・・・と自分の時とは全く切り離して見ることができて面白かったです。
かおちゃんのしお子は、いろんな表情を見せてくれます。その心のヒダを相手に見せないように見せないように・・・。
あたしは、もう書いてあるまんまの表現しかできず、まっすぐに相手の胸に飛び込むことしかしなかったなぁ〜と軽く自分で笑っちゃったりして。
あまりにも、なりふり構わず相手に向かうので、あまりの勢いに伊平治さんも痛かったんじゃないかなぁ。でも、どんなに私が力を加減しないで向かって行っても、受け止めてくれたてらそま伊平治さんに感謝です。若さゆえですね。
本当に、こんな素敵な役を若いころに頂けて幸せでした。
さて、今回の公演ですが・・・。
まずは何も言いません!
ぜひ観てください。
この時代にこの風で日本を世界を信念を持っていき抜けた男と、時代の底辺と言われながらそれでも行き抜いている男女の群像劇。
色々な人で映画にもなっていますので、それと比較するのも面白いでしょう。
今回の主演は、24など声の世界で大人気の小山力也さん。
目をつぶっているとまるでジャック・バウワーが天皇やら女衒やらいってるようで、なんか不思議な感覚。
18日まで、六本木の俳優座劇場でやっております。
さー、まだ間に合う!劇場へ走れ〜。

2 Comment

  1. さとうさんた より:

    聖子さん、こちらでははじめまして。
    聖子さんの前向きなブログ、いつも楽しく拝見しています。
    私も先週の土曜日に、伊平治伝を観劇してまいりました。
    聖子さん、あの「しお子」役を演じられていたのですか!
    とてもいいご経験を積まれたのですね。
    小山さんの舞台、本当に素晴らしかったです。そういえばスペースターミナルケアでお医者様役だった川井さんがご出演されているのですね。またお姿を拝見できて嬉しかったです。 

  2. seiko より:

    さんたさん、
    お久しぶりです。お元気ですか?
    ず〜〜〜っと応援してくださって本当にうれしいです。
    今回の舞台は力也さんファンにとってはたまらない舞台ですね!伊平治はそれだけ魅力ある人物ですもの!
    正に、伊平治「伝」です。
    私も、十数年前、この芝居にかかわれて本当に幸せでした。
    いい作品に出会うと、その人生が二重にも三重にもふくらみ、財産がどんどん増えていきます。
    ありがたいことです。

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