Home ブログ 2003 September

ブログ

September 2003

9/20

「広島」という都市を訪れて思うこと・・・

58年前、実際に起きた事実。
街中を歩くと、どこもかしこに歴史の跡を感じる。

実際の土地が持つ力はすごい。

幼いころから、原爆の資料やTV特集などは見てきたので、遺留品や資料に新しい発見があるわけではない。
しかし、実際に起きたこの土地で人々の叫びを目の当たりにするというのは、他の資料館で見るのとは全く違う。
胸の奥が疼く。

NYを訪れた際、ブルックリン橋から大きな2つのタワーが消えたマンハッタンを見た。
愕然とした。
TVでは何度もその映像を見ているはずだが、実際の場所を訪れると心に突き刺さる。
グランドゼロに新しい建築物が建つことに決まった数日後、その地を訪れたが、既にフェンスいっぱいにかかっていた世界中の人からのメッセージは取り外され、
工事のための準備が始まっていた。

「グランドゼロをどうするか」
いろんな案があったと言う。
事件に実際遭った方々からすると、一日も早く忘れたいという気持ちでいっぱいであろう。
あの場所にテロを彷彿させるものがあるのが耐えられないのだとは思う。

しかし・・・
こうやって広島の平和公園を訪れると、こうやって後世に残すことの意味の大きさを改めて考える。
広島でも、この地や原爆ドームを残すことに反対だった方も多いと聞く。
当然のことだと思う。
でも、残した。
そしてこの地を訪れる、私たち当時を知らない世代や世界中の人々に真実のメッセージを残している。

残す勇気、残す希望、残す決意・・・

「75年間は生物は存在できず、草木も生えない」
そう言われていた広島市内。
そして今、緑は青々茂り、人々が笑顔で川沿いを歩く・・・

眩い太陽を仰ぎ見ながら、58年前のこの地を想った。

 

この記事にコメントする

このページの先頭へ